このブログ開始早々、フォーカスしているダブルファンタジー。
悩み傷つきながらも、女としての自らの人生を懸命に模索しながら生きる。
主人公の奈津を演じているのは、今年奈津と同じ35歳を迎える水川あさみさんです。
水川あさみさんは好きな女優さんの一人です。
バラエティなどで見せるサバサバした雰囲気と現場を盛り上げる明るさが素敵だなと感じています。
今日はそんな水川さんにフォーカス!
気になるところからさくっと読む
水川あさみがダブルファンタジーのオファーを受けた時
水川さんは、このドラマのオファーが来た際、
こういう題材のものを映像化するというチャレンジに、とてもビックリしたと同時に、
果たして私で務まるのかという不安の反面、こんなチャンスはない!と思ったそう。
そして、御法川修監督は水川さんに
「女性らしい女性、“女性の神話”を撮りたい」
と指示したそうで、水川さん自身も監督が思い描く奈津よりもさらにいいものを。という気持ちで撮影に挑んでいたそうです。
原作を読んでもわかるように、奈津という女性は、世間一般的なルールに従い生きてきたところから、自分の中にある違和感をごまかせず、自分の本当の気持ちに従い生きる道を選びます。
その過程では悩み傷つきながらも、自分の欲や望みに素直になっていきます。
そんな主人公を水川さんは、
「奈津は一筋縄ではいかない女なので、大変でした。自分の気持に嘘がつけない、素直でありたい。だからこそ自身も苦しむ。その真っすぐな姿に打たれます。」
と表現しています。
水川あさみにとってラブシーンはアクションである
ダブルファンタジーの撮影ではベッドシーンも多かった水川さん。
そんなベッドシーンを水川さんは、アクションと表現したそう。
共演の栁俊太郎さんが完成披露試写会で話しています。
そして水川さん自身もそのことに関して、
「官能的シーンは官能的に見せなければいけないし、その感情にも乗らなければいけない。この角度でこのタイミングでのけぞるとか、その場にいるスタッフとのやり取りがあるので、アクションシーンを皆で撮っている感じ。皆で“交わる”感じだった。」
とさっぱりした感じで話していました。
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撮影後に一気読みした原作から感じた達成感と新境地
監督から「台本を信じて演じてみてほしい」と言われたことで、水川さんは今回、事前に原作はあえて読まなかったそうです。
撮影後に一気読みした際、自身が演じたシーンを改めて村山由佳の濃密な描写で読むことで、深い達成感を感じ、「私はこんなすごい女性を演じた!」と叫びたくなったと語っています。
また、水川さんは今回のダブルファンタジーで奈津を演じたことで、
「様々な規制が増え、表現の幅が狭められている昨今の映像の世界、面白いということが減り、無難という言葉が広がる現代に対し、『攻めた』作品に参加できたと感じている。
ひとりの女優として「反抗」はできたのではないかという気持ちもある。」
と語っています。
年齢としても女優のキャリアとしても、ちょうど変わりたいタイミングだった水川さんにとって、奈津を演じることはステージが上がり新境地開拓になったようです。
水川あさみさんの魅力
バラエティ番組や宣伝などでお話している姿からは、サバサバしながらも芯がある女性という印象を与える水川あさみさん。
実際に、ダブルファンタジーのメイキング映像でも、共演者の田中圭さんは
「水川あさみちゃんはぴりつかせるような女優さんじゃないので、すごくムードメーカーで明るい」
と話ていますし、共演者からも親しみやすい女優さんなのだと感じました。
とはいえ、そんな世間のイメージをぶち壊したいと水川さんは思っているよう。
というのは、彼女の持っている「そういうイメージを壊せる役をやっていきたい」という願望と「常に面白い自分じゃなきゃ嫌」という信念があるから。
「自分にどれだけ飽きずにいられるかが常に課題。年齢とともに臆病になることのないよう、未経験のことにも立ち向かっていけるモチベーションを保てる心を持ち合わせていたい。」とインタビューに答えていました。
実際に水川さんも30代を機に独立。
与えてもらった仕事をこなしてどれだけ返せるかが課題だった20代とは違い、自分がこうしたいという願望に従い明確に生きることを選んでいます。
同じ30代としてとても共感する意見です。
20代と違い30代は自分の意思で生きる感覚が強くなっていく年齢だと私は思っています。
と同時に自分のことがようやくわかって、それに従い行動できるようになってくるのが30代ではないでしょうか?
その感覚がわかってくると、30代って楽しくてもっと自由になっていきます。
精神的にも経済的にも、様々な部分で余裕をつくることができる30代。
私はそんな風に感じています。
同じ年代として水川さんのこれからの活躍が楽しみです。
【水川あさみさんのプロフィール】
1983年7月24日生まれ、大阪府出身。
女優デビューは1996年から。
最近の主な出演作品は『我が家の問題』(2018年NHK BS)の主演、映画『後妻業の女』(16年)など。
7月20日22時スタートのドラマ『透明なゆりかご』(NHK総合)
Huluで配信中の『ミス・シャーロック』第1話に出演。
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